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症例集詳細
皮膚移植の犬の1例
症例 柴犬 11歳齢 去勢済み
約1年前に右前肢の手根部近位に腫瘤を確認。細胞診で黄白色流動性の物質を吸引したため角化上皮腫、毛包上皮腫等の良性腫瘍と診断されていた。その後徐々に拡大を認め、右前肢の跛行を認めるようになったが、右手根関節の変形もあるため跛行の原因となりうるか判断が困難であった。また、外科切除に当たっても広範囲な皮膚の欠損を生じるため皮膚移植を含めた数回の手術となることも考えられたが、オーナーの希望により切除を試みることになった。
手術前所見
腫瘤摘出後
遊離皮膚移植後
6日後 20日後
摘出した腫瘤は事前の検査通り毛包上皮腫という良性腫瘍でした。
術後の経過も順調で移植20日後には全抜糸が終了し、経過観察ということになりました。
前肢の2/3周を超える移植だったので長期間の治療を覚悟していたのですが、一部の皮膚も脱落せず、よい結果にホッとしました。問題の跛行も軽減したようで術前に着地できなかった足がちゃんと使えるようになったので、腫瘤により手首の腱や神経が圧迫されていたことも想像されます。なにはともあれうまくいってよかったよかった。
こうべどうぶつクリニック
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